専門家が「コンクリート・クライシス」を指摘
吉祥寺村立雑学大学・事務局 tel.0422-48-7741
1/12の雑大は「コンクリート・クライシス」(山本富士雄・建築家)。

阪神淡路大震災で倒壊の建物などを例に講義。手抜きのコンクリート施工が、専門家から聞かされると迫力がある。「コンクリートは技術と愛情」との先輩の言葉を学生時代に聞いた。その時は「何を言ってるの?」と感じていたが、現場に出ると「愛情」をもってコンクリートを育成しないと、強度のあるコンクリートにはならない。シャブコン(水を過大に混ぜたシャブシャブ状のコンクリート=流し込むのに楽で扱い易いので現場ではやりがち)とか、時間が経過した生コン(3時間以上経過すると品質が落ちる)、海砂(高度成長期、川砂がなくなり、水洗いを完全にしなかった海砂が多くつかわれた。塩分が含まれていると鉄骨を錆びさせる)など、コンクリートの材料面での問題点。さらに混ぜ過ぎない少な過ぎない混ぜ方・砂利が偏らない流し込み方・竹竿でつついて枠の隅々まで均一になるように・型枠を叩く、など施工面でも愛情を注がないと良質のコンクリートは出来ない。あまりにも工期を急いだ施工など、どうしても「手抜きにならざるを得ない発注」にも問題がある、と建築家として警鐘を投げかけた講義でした。http://www.f-yamafuji.com

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